カーボローディングの罠【僕の失敗談も】
ホノルルマラソンの前日、炭水化物を積極的に摂取したほうがいいということで、パスタなどを食べる人が多いです。
いわゆるカーボローディングというやつですね。
今日はこれについて書いておきます。
ホノルルマラソン初心者にカーボローディングは不要!!
いきなりですが、僕の持論ではカーボローディングははじめてホノルルマラソンを走る人には不要と考えています。
そもそもカーボローディングとは?
wikipediaによるとこう書かれています。
カーボ・ローディングは、持久力を必要とするスポーツなどの場面で用いられるほか、結腸の手術を行う患者への体調管理にも利用される[1]。
人間が体に蓄えられるエネルギーの代表として脂肪があるが、脂肪はたくさんの貯蔵が出来る利点がある反面、即効的な利用に乏しく、多くのスポーツではエネルギー源として期待しにくい。それに対し、グリコーゲンはエネルギーとしての分解が容易で即効性があり、スポーツにおいて大変有効なエネルギーであるが、貯蔵できるのは主に肝臓と骨格筋などに僅かである。
カーボ・ローディングはグリコーゲンを最大限、体に貯蔵して高い運動能力を得る事を目的に行われる。
こういうことから、一般の人のイメージではホノルルマラソンでいうと、、、
マラソンの前日に、しっかりと炭水化物をとることで本番に体に栄養が満ちているのでバテにくい、エネルギーが持つと考えれています。
しかし、ここに少し考えないといけないことがあるのです。
カーボローディングをするためには
もし、あなたがホノルルマラソンに向けてカーボローディングをするには、その前にやっておくべきことがあります。
それは、、、、
一度体内からエネルギーとなるグリコーゲンを枯渇させないといけないのです。
すなわち、体にカーボローディングでエネルギーをため込むには、まず体内のエネルギーを使い切るのです。
しかし、ホノルルマラソンのまえにおいて寒い時期の日本。
そんなことをしていると、風邪をひくリスクが高まります。
また、早めにハワイ入りする人においても調整が難しい。
体を壊すタイミングが多いこの時期に、体内のエネルギーを枯渇させるのは危険です。
栄養は取れる
さらに、言うとホノルルマラソンの場合わざわざ一生懸命体内にエネルギーを詰め込まなくて、途中でドリンクもあれば、食べ物をもって走ることもできます。
ようは、途中で栄養補給が可能なのです。
そうであれば、わざわざしんどい思いをしてカーボローディングをする必要性があるのかということです。
ホノルルマラソンの前日は消化のいいものを食べる
とはいえ、僕も前日に栄養のあるものを食べることを反対しているわけではありません。
大事なことは、消化のいいものを食べよう!ということです。
僕のカーボローディング失敗談
僕も昔はこのカーボローディングを意識していました。
しかし、それをしすぎることで失敗したことも。
エネルギーになると思って、モチやプリンなどをたくさん食べてレースに臨んだことも。
結果として、お腹が重いという事態が。。。。
途中でおなかも痛くなり、散々でした。
消化にも体はエネルギーを使います。
よって、消化のエネルギーで使い切ってしまってはいけないのです。
ですので、消化にエネルギーを使わない食事を前日にすることはすごく大事。
あとは、ホノルルマラソン当日いつも通りの体調でスタート地点に立ちましょう!
参考にホノルルマラソン前日のこともリンクを貼っておきますね。
コメント
アロハオヤジ
田中さんの説明に賛成です。
マラソンのシリアスランナーのように2~3時間でゴール出来る人はカーボローディングでエネルギーを貯め込める体質を作っていますが、初心者は前夜に食べ過ぎるとかえって眠れなくなったり、夜中~翌朝にかけて下痢や腹痛で苦しむことになります。それより一口羊羹のような簡易食糧をポーチに入れて途中途中で口にする方がよいでしょう。私はスタート地点に向かって歩きながらカロリーメイトを4本食べるようにしていました。
tanakatetsuya
アロハオヤジさんありがとうございます。
カロリーメイトは盲点でした、いいですね!
無理なくいつも通りのスタート地点です!